*小さい方の写真はクリックすると拡大します。
■今回は「アドリア海の真珠」とも呼ばれているDubrovnik(ドゥブロブニク)です。
セントレア→ヘルシンキ→ドゥブロブニクで、時差は8時間です。日本より遅いです。
(実は、日本は、世界でほぼ一番早く日付が変わるんですよね)
1週間ずっとドゥブロブニクに滞在することにしたので、
地元の人との距離が近くなるように、
ホテルではなくヴィラに泊まることにしました。
思っていたよりずっとステキなところで、お部屋もかわいいし、
キッチンもついていて、プールもありました。
クロアチアの通貨はクーナ(Kn)で、日本では両替できないので、
着いてから空港でしようと思っていました。
が、お迎えのドライバーさんが
「絶対に銀行の方がレートがいいから」と言うので、
「じゃあ、まあ」と、次の日に銀行に行くことになりました。
(正解でした。両替する場所によっては、1万円で1,000円くらい違う時もあるみたいです)
*ユーロが使えるところもあります。
*写真はほんの一部ですが、
クロアチアの通貨は、紙幣が1,000Kn、500、200、100、50、
20、10、5Knで、1Kn=100リーパ(Lipa)ですが、
硬貨は25Kn、5Kn、2Kn、1Kn、50Lipa、20、10、5、2、1Lipaです。
(もう、種類多すぎです。
これで、ユーロの硬貨もお財布の中で一緒になったら、大変です)
着いたのが夕方で、近くにレストランやカフェ・バーが
たくさんある便利な場所でした。
その中に、なぜか男の人ばかりいるカフェ・バーがあって、
よくよく見ると、みんな同じ方向を見てて…
その先にはスクリーンがありました。
ああ、スポーツバーです。
そうでした。
クロアチアは、サッカーでも有名でしたね。
次の日はやはりまず、世界遺産になっているドゥブロブニクの旧市街に行きます。バスです。
バスのチケットは、バス停のチケット売り場か、あちこちにあるキオスク
(TISAKと書いてあります)で買えます。
乗るときに、現金で払ってもいいです。(12Kn≒216円)
バスは待っていれば、適当な間隔で来ます。
(自分の乗るバスの番号は、覚えておきましょう)
旧市街のPILE門です。
快晴で、もっのすごく暑いです。
日本にいるときのように日傘は使わないので、
帽子とサングラスと、日焼け止めは「絶対」です。
入り口に、民族衣装を着た人がいました。
(この衣装見たことありますね)
メインストリートのプラッツァ通りです。
ここでは、ぜひ城壁一周をしましょう。(150Kn≒2700円です)
(旧市街の全体を上から見ることができます)
クロアチア独立戦争で、壊滅的な被害を受け、
かつては「危機にさらされている世界遺産」リストに載って
いましたが、今は穏やかな空気が流れています。
どんどん上がっていきます。
かなり急な階段もあったりするので、結構体力がいります。
更にどんどん上へ行きます。
目の下に赤レンガの風景が広がります。
実はここは「魔女の宅急便」のモデルになったと言われている街の1つのようです。
右の方にカヤックツァーが見えます。
透けるように青い海の上を、気持ちよさそうに進んで行きます。
ここまで来ると、かなり疲れてます。レストランを発見して、迷わず中に入ります。
名物のタコサラダとフルーツジュースで休憩です。
(このジュースは人気で、すぐに売り切れていました)
城壁のあちこちに大砲があって、城塞都市の面影がうかがえます。
ガイドブックには、1周1時間(半周30分)って書いてありましたが、
休憩もしてゆっくりしてると、2時間はかかると思います。
ポールの上、わかりますか? 本物のハトのカップルです。
下に降りてから、今度は中を少し回ってみます。
狭い通りにも、レストランやおみやげもの屋さんがぎっしりです。
ここにキオスクもあります。
本屋さんも発見。
狭い店内に本があふれています。
両替もできます。
以前は、旧市街の中では、クーナの現金しか使えなかったそうですが、
今は、ユーロやカードが使えるお店も多いです。
*1クーナ≒18円で、1ユーロ≒130円なので、
両方使ってると、高いのか安いのかわからなくなってきます。
中央に青空市場があって、ドライフルーツ、ラベンダーや手作りレース、
その他、特産品が売られています。
美味しそうなピザの匂いにつられて、お店に入ります。
アドリア海を挟んで、反対側がイタリアなので、
食にイタリアの影響がかなりあります。
いろいろな種類のピザを、次々と焼いて出していますが、
たまたま食べたピザにトリュフがのっていました!
(クロアチアはトリュフの名産地で、おみやげに黒トリュフや白トリュフの瓶詰めや、
トリュフ塩やトリュフフレーバーのオリーブオイルも、おみやげもの屋さんによく並んでいます)
今日は、この辺で帰ります。またバスです。
チケットはこの黄色の機械に入れると、刻印されて出てくるので、それを取ります。
そして、ここで乗って気がついたんですが(来る時はみんな目的地が一緒なので、
つられて降りれば問題なかったので)、車内で駅名の表示もなければ、
アナウンスもないので
「えっ? 景色覚えてないし、いつ降りればいいの?」ってなって、
慌てて、運転手さんに
‘Post Office’で降りたいので、駅が来たら教えてください」とお願いしました。
(ヴィラのオーナーにバス停の名前、聞いておいてよかったあ)
ヴィラに戻って、プール脇で
少しゆっくりしてから、近くのビーチに行くことにしました。
ヴィラが少し高いところにあるので、
この石段を毎回下りたり上ったりしないといけないです。
これが、結構キツイんですよ。
ビーチまですぐなので、みんな水着の上に上着をはおって、
ビーチサンダルで行きます。
(水着の人のあとについて行けば、ビーチまで行けます)
ビーチ脇にはカフェ・バーがあって、ビーチを眺めながら、おしゃべりして、
みんなのんびり過ごしています。
クロアチアで、コーヒーを注文すると、ふつう、エスプレッソが出てきます。
せっかくなので、アドリア海に入っておきます。
透き通ってますね。
(海から出た後も、日本の海のようにベタベタしてなくて、
サラッとしてます)
夜は近くのレストランへ。
日没が8時過ぎというのもありますが、ここは夜が終わらない感じです。
そして、すっごく治安がいいです。
ロープウェイの乗り場まで、PILE門から歩いて、10分くらいです。
ただ、結構な坂です。
(140Kn≒2,500円です)
後ろ側の場所が取れたら、ラッキーです。
旧市街がよく見えます。
頂上まで3分で、あっという間です。
上にはレストランやおみやげもの屋さんもあります。
旧市街を眺めながら、風の通るテラスのレストランで、
お茶をしてもいいですね。
旧市街に戻って、今度は歴史的な建物を少し見てみます。
オノフリオの大噴水です。(丸い屋根のところね)
大聖堂です。
文化歴史博物館に利用されている総督邸の中庭です。
(ここは、有料です)
オノフリオの小噴水です。
スポンザ宮殿です。
かなり暑いんですが、日陰ならテラス席の方が、
風が気持ちいいです。
おまわりさんもまわっています。
7月8月がハイシーズンなので、観光客でごったがえしています。
歩いていても、あまり英語は聞こえてこないので、
ヨーロッパの他の国からの人が多いのかもしれません。
たまたま話した若い男の子は、オランダから来たって、
言っていました。
*クロアチアはクロアチア語ですが、誰に話しかけても英語で
答えてくれました。お迎えのドライバーさんが、
「英語は小学校から学校で習ってるよ」って話していました。
次の日も快晴です。
この日は3つの島をめぐるクルーズに参加します。
朝、お迎えの車で港まで行きます。
みんな泊まっているところから、水着に上着です。
どこまでも青い空と海の中を、どんどん進んで行きます。
途中シュノーケルを渡されて、海にダイブです。
最初の島に到着です。
雲一つなく、空も海もどこまでも青です。
この辺りの海の美しさは、言葉で伝えるのは難しいです。
(クロアチアの海の透明度は、世界一だそうです)
ここでは、サングラスは外して、
その青さをしっかりと、目に焼き付けましょう。
ビーチ沿いの通りを、ゆっくり散歩します。
クロアチアは、いちじくの栽培も盛んで、
ここでも量り売りしていました。
(道端にも、いちじくの木を見かけるくらいです)
いちじくと言っても、日本のものとは違って小ぶりで緑色です。
ドライいちじくや、ジャムやいちじくのケーキも、よく見かけます。
ビーチ脇のレストランで、海を眺めながらのんびりします。
風が気持ちいいです。
このクルーズには、ランチもついていて、次の島でランチです。
スープにサラダ、魚(orチキン、orベジタリアン)、デザート、エスプレッソです。
あとで、思ったんですが、このクルーズをどこで予約するかで、
ランチの場所やメニューも変わってくると思います。
このクルーズはランチ込みで、250Kn(≒4500円)で、
朝9時から夜7時くらいまで丸一日遊べたので、
かなりお値打ちだったと思います。船の中には、アルコールやソフトドリンクが用意されていて、
ず~っと飲んでいる人もいました。
(冬は雪は降らないそうですが、11月~2月は、観光客の数はぐっと少なくなるそうです。
夏にドライバーの仕事をしている人も、実は別の仕事を持っているみたいです)
最後の日は、午前中は、近くのカフェで、
前の通りを眺めながら、ぼーっとして、
そのあと、スーパーTommyでお買い物です。
午後になって、旧市街の夜の様子を見に行くことにしました。
まだまだ行っていない、狭い通りがいっぱいありそうです。
日陰になっている通りのレストランで、
ゆっくり食事をすることにします。
珍しくご飯がついていました。
食事中に1匹きれいなネコちゃんが、
テーブルに近づいてきました。
隣のテーブルの男の子2人に向かって、しきりに鳴いていました。
2人は「あげていいのかなあ」って迷ってました。
食事を終えて、通りの先にある石段を上っていくと・・・
目の前に大きな教会が現れました。
聖イグナチオ教会です。
中にも入ってみます。
厳かな空気が流れています。
この旧市街には、ホテルもあるし、観光客がどっと押し寄せていますが、
裏の方の通りに行くと、普通に生活している人たちも、もちろんいて、
洗濯物が干してあるのを見ると、改めてそれに気づきます。
なかなか暗くならないので、カフェで、
エスプレッソを飲みながらゆっくりします。
やっと街灯が点いたのは、8時半過ぎてからだったと思います。
まだ、空は薄明るいですよね。
下の通りが濡れているように見えますが、雨が降ったわけではなくて、
それだけたくさんの人が歩いて、
石が磨かれたんですね。
1週間は、あっという間でした。
移動しない分、のんびりできて、地元の人々とも接して、
ここの生活も、少し垣間見ることができました。
帰る日、オーナーの奥さんが、
特産の、ラベンダーのポプリをプレゼントしてくれました。
ドゥブロブニクでは、白い石がたくさん採れます。
このスパイス潰しは、見た目もきれいだし、おみやげにすごくいいです。
オーナーの娘さんに、
‘Hello’ と ‘Thank you’ と ‘Goodbye’を、
クロアチア語で何て言うのか教えてもらいました。
‘Hello’ は ‘BOK’(ボク)
‘Thank you’ は ‘HVALA’(ハバアラ)、
‘Goodbye’ は ‘DOVIDENJA’(ドビジェーニャ)だそうです。
(綴り、難しいですね)
‘DOVIDENJA’ はオフィシャルな言い方だから、
GoodbyeもBOK(ボク)でいいって、
教えてくれました。
空港に送ってもらう途中で、
ドライバーさんに、旧市街全体が見える場所で停めてもらって、
最後に記念に一枚カメラに収めます。
空港で、ドライバーさんとお別れする時に、
‘HVALA, BOK’って言ったら、
にっこりして、握手の手を伸ばしてくれました。