*小さい方の写真はクリックすると拡大します。
セントレアからフランクフルトまで12時間。
そこで乗り換えてエジンバラまで2時間です。
(実際にはフランクフルトとエジンバラの間に時差が1時間あるので飛行機に乗っているのは1時間です。エジンバラの方が1時間遅いです。日本よりは8時間遅いです。)
エジンバラ空港からAnne先生のお宅までタクシーで行きます。
ニューヨークではイエローキャブですが、英国では、ブラックキャブです。(と言っても、黒ばっかりではありません。)
20~30分で先生のお家です。
バスルームも部屋についていて、私専用だったので、何の気遣いもなく過ごせました。
着いたのが夕方で、9時くらいまでは暗くならないので、Anneが近くを案内してくれました。
一軒のお家のように見えますが、semi detached houseといって真ん中でくっついた2軒のお家です。
広い牧場もあって、小学生が乗馬のレッスンを受けていました。
(学校の授業に、乗馬があるそうです。さすが英国ですねえ。)
Anneと一緒に今日の予定をたてながら、1時間くらいかけてゆっくり朝食をとりました。
ルーバーブという植物の手作りのジャムもいただきました。少し酸味があって、美味しかったです。
(生のルーバーブは茎が赤っぽいそうですが、日本ではわたしは見たことがないです。)
毎朝、このお庭にブラックバード(くちばしが黄色)が決まって来るそうです。
Anneが用意した水を飲んで帰って行きます。
エジンバラの街の中心まで、バスで行きます。一日乗り放題の乗車券は、3ポンド50ペンスです。
おつりはくれないので、3.50ちょうどを用意して乗ります。”One day ticket” と言って、お金を見せると、運転士さんが金額を確認して、チケットをくれます。
バスの中には、ベビーカーのためのスペースもあるし、大型の犬もフツ~に乗ってきます。
エジンバラは、旧市街と新市街に分かれていてどちらも世界遺産ですが、この日は今年一番のお天気になって、みんなその太陽を浴びようと、人が外にいっぱい出て来ました。
旧市街と新市街の真ん中にある、”Princess St. Gardens(プリンセス・ストリート・ガーデンズ)です。
Anneが、「日本の人は、夏は日傘を使うってテレビで見たことあるけど、ホント?」って聞くので、「もちろん!!絶対に日焼けしたくない!」って言ったら、笑っていました。
真ん中に見える先端が尖っている建物が、Scott Monument(スコット・モニュメント)です。
その名の通り、文豪サー・ウォルター・スコットを記念して建てられた塔です。
中に階段があって、上まで上ることができます。
賑やかなPrinces St.(プリンセス・ストリート)にあります。
さて、石畳のROYAL MILE(ロイヤル・マイル)を歩いて、Edinburgh Castle(エジンバラ城)へ向かいます。
ロイヤル・マイルは、エジンバラ城とThe Palace of Holyroodhouse(ホウリールード・ハウス宮殿)を結んでいます。
どこを歩いても、日本人は全く見かけませんでしたが、7月8月のフェスティバルのシーズンは、エジンバラの人口が2倍になるって、Anneが言っていたので、その時期には日本からもたくさん観光客が訪れるのでしょう。
(エジンバラの人口は、約50万だそうです。)
メインの広い通りの両側に、狭い通りがいっぱいあって、その奥にもお店やレストランがあります。
Anneはその狭い通りをskelton(スケルトン)と言っていました。
途中に、パトカーのようなタクシーのような、AMBULANCEも止まっていました。
体調の悪い人がいると、すぐにかけつけて来てくれます。
(AnneはDoctor’s Carって言ってました。)
エジンバラ城のガードです。観光客も、いろんな質問をしています。
このスカートのようなものは、キルトと言いますが、通りでも普通に見かけました。
ガイドの人も、キルトをはいていました。
バグパイプを吹いている人も何人か見ていると、上手かどうかわかってきます。
観光客は横に並んで、記念撮影すると、前に置いてあるカバンにいくらかお金を入れていました。
エジンバラ城は、キャッスル・ロックという岩山の上に建つ古代からの要塞です。
エジンバラ城の近くに、THe Scotch Whisky Heritage Center(スコッチウィスキー・ヘリテージセンター)があります。
ウィスキーツアーもあって、試飲もできます。店内には、270種類以上ものボトルが並んでいます。
Anneが、一番人気の”Deacon Brodie’s Tavern”(ディーコン・ブロディ―ズ・タバーン)に連れて行ってくれました。
どこのパブも午前11時から開いていて、みんな昼間からフツーに飲んでます。
Anneがせっかくだからと言って、”A half pint of Deuchars”(デューハ―ス)という地元のビールを注文してくれました。
普段お酒を飲む習慣がないので、正直美味しいのかどうかよくわかんなかったです。
ロイヤル・マイルの中心に堂々と、建っている教会が、St. Giles Cathedral(聖ジャイルズ大聖堂)です。
この近くにあるスコットランド最高裁判所の中にも行きました。(さすがに入るときのセキュリティーチェックは厳しいです。)
ここで、ほんとうにウィッグをつけた人たちを見たのです。(今でもそうなんです。映画みたいでした。)
そして、重要な話をしている人たちは、話しを聞かれないために、部屋の中をずっと何往復もしながら、話していました。
法廷に入って行く裁判長も見ました。
見る建物すべてが、重厚で美しくて、圧倒されますが、この建物の上の方は何とアパートなんだそうです。(何て贅沢な~)
むかし、授業で習った「国富論」を書いた、経済学者であり、神学者、哲学者であるアダム・スミスの像です。
エジンバラには、多くの偉人が登場しました。
哲学者デビッド・ヒューム、伝記作家ジェームズ・ホーズウェル、詩人ロバート・バーン、文豪ウォルター・スコット、「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」のロバート・ルイス・スチーブンソン、そしてシャーロック・ホームズでお馴染みのコナン・ドイル。
また新しくはハリー・ポッターで世界中で有名になったJ・K・ローリング・・・
まだまだいっぱいいます。
哲学者デイビッド・ヒュームの像です。
シャーロック・ホームズの像の前に来ました。
(前回来たとき、たぶんこの近くのHertz(ハーツ)で車を借りたんだったような・・・)
近くにパブ「コナン・ドイル」もあります。
コナン・ドイルはエジンバラ大学の医学部を卒業したお医者さんだったんだそうです。(知らなかったわぁ。)
この近くに、John Lewis(ジョン・ルイス)とHarvey Nichols(ハービー・ニコルス)というオシャレなファッションビルがあって、Harvey Nicholsの方には、回転寿司も入っていました。
「人気で、いつも混んでいますよ」ってお店の人が言っていました。
ここの、Food Marketになんと日本で売っているのと全く同じみりんを見つけたので、しょうが焼き用にしっかり購入しました。(みりんを見つけるのは、結構難しいです。)
シャーロック・ホームズの像の近くに、Edinburgh Playhouse(エジンバラ・プレイハウス)があります。
ここでは、ニューヨークやロンドンでヒットしたミュージカルが上演されます。オペラやバレエなども上演されます。
一日いっぱい歩いた後は、家の近くのスーパーに一緒に買い物に行きました。
コナン・ドイル・メディカルセンターが近くにあります。
お魚は、もちろん”Fish & Chips”(フィッシュ・アンド・チップス)のタラ・サーモン・あとAnneはさばも健康のためによく食べると言っていました。
お肉は、かたまりでしか売っていなくて、何日かあとに、しょうが焼きを作ることにしたときは、お肉屋さんで、「なるべく薄く切ってください」とお願いしました。
次の日も晴れていたので、以前からずっとしたいと思っていた乗馬にトライしてみたくなり、Anneに最初の日に行った牧場に連れて行ってもらいました。
運のいいことに、20分くらい待てば、1時間の乗馬ができることになりました。
白い小さい馬と、茶色の大きい馬が来て、Anneもわたしも当然わたしが小さい馬だろうと思っていました。
が、ご覧のようにわたしが大きい方の馬だったんです。
そして、「進むときは、手綱を緩めて、止まるときは手綱を引っ張ってね」くらいの簡単な説明で、いきなりこの道に出ちゃったんです。
もう着いて行くしかないです。
インストラクターは、Lisaって言う名前の10代のかわいい女の子でした。
1時間くらいどんどん遠くまで行ってあっという間に見えなくなったわたしを、Anneはずっと心配して待っていてくれました。
これは、1時間後に無事に帰って来たわたしです。
前に見える小さい白い馬がLisaの馬です。
最後まで、何の問題もなく楽しめたのは、何と言っても、わたしの馬のArnold(アーノルド)のおかげです。
“Thank you, Arnold”って言って、何度も撫でたら、優しい目で見返してくれました。
馬で行った道を、Anneと歩いてみることにしました。
この素晴らしい景色を、馬に乗りながら見られたなんて、ホント最高でした!!
途中から、インストラクターのLisaと話す余裕もできて、楽しいのんびりした乗馬での散歩ができました。
道で散歩中の人とすれ違う時は、手綱を右に引くと、Arnoldはちゃんと右に寄って、人が行ってしまうまで、静かに待っていました。
道にうさぎが出て来ましたが、人の気配を感じて、隠れてしまいました。
さすがに歩き疲れたので、Anneが以前来たことのあるパブで紅茶休憩です。
(ほんとうは、紅茶は出していないんですが、特別に出してもらいました。)
一息ついたところで、ゆっくり帰って、お昼にすることにしました。
わたしが、せっかくだからスコティッシュ・パイを食べてみたいといったので、近くのお店で持ち帰りすることにしました。
持ち帰りは、ここでは、take awayですね。
スコティッシュ・パイは元々は労働者の人たちがお昼を速く食べることができて、でもお腹のもちのいいもので、ということで作られたんだって、Anneが教えてくれました。
中は、ミンチのお肉のものと、ルーバーブの甘さ抑えめのジャムでした。
1週間に1度Anneは「ハウス・グループ」というクリスチャンの集まりに行っているということで、この日は、その集会に連れて行ってくれました。
地域の7〜8人の人がそのグループのリーダーの人のお家に行って、聖書を読んで話し合ったり、考えたり、お互いの近況を話したりしていました。
わたしはクリスチャンではないので、ずっと聞いているだけでしたが、地元の人のスコティッシュ・イングリッシュも聞けたし、初めての経験でとても興味深かったです。
わたしが日本からおみやげに持って行った、パッケージに百人一首の絵とうたが書かれた、あられをAnneがみんなへのおみやげに少し持って行ったのですが、その味もパッケージの絵も文字も、全く異文化のものだったようです。
(でも、美味しいって言ってくれました。)
みんなフレンドリーで、楽しい貴重な体験ができました。
スコットランドには、Haggis(ハギス)という、羊の内臓を羊の胃袋に詰めて茹でた伝統料理があって、スーパーにもおみやげもの屋さんでもよく見かけます。
どうやって、食べるのか興味があったので、野菜だけのハギスで料理してもらいました。
普通は、じゃがいもとかぶを潰したものと一緒に食べるのだそうです。
リース港には、英国王室の船として、世界中を航海してきた、The Royal Yacht Britannia(ブリタニア号)が、接岸されていて、中が見学できる時もありますが、残念ながら、この日は見かけませんでした。
以前活躍していた船が、レストランになっているものもありました。
レストランやパブが並んでいます。
わたしたちは、ホテル”Malmaison”「マルメゾン」で、カプチーノ休憩です。
英国では、毎年君主であるエリザベス女王がQueen’s Speechと言って、施政方針を議会で発表するのだそうですが、それは、テレビでも生中継されます。
そして、何と偶然にも今年はこの日、5月の8日がその日だったのです。
ちょうど、カプチーノを飲んでいる時にスピーチが始まったので、わたしたちも見ていました。
エリザベス女王が、素晴らしい王冠とガウンを身にまとって、スピーチされていましたが、その厳かな儀式の雰囲気はテレビからも十分に感じることができました。
こういうスピーチがあることすら知らなかったので、貴重な経験ができたことを、幸運に思いました。。
不思議に思っていたことがあったので、Anneに聞いてみました。
「エジンバラはスコットランドの首都なんだよねえ。でも政治の中心はロンドンなんだよねえ?」って。
「そう。だから、スコットランドが完全に独立するかどうかの大きな選挙が来年あるの。年輩の人たちはあまりそれに賛成じゃないんだけどね。」って言っていました。
(そうなんだあ。知らないばっかりだあ。)
スピーチを見終わって、またバスでエジンバラの中心に戻ります。
通りでよく、このTO LETの看板を見ました。アメリカでは、FOR RENTですね。
今日は2時から、アフタヌーン・ティーに行く予定です。結構量があるので、お昼は抜きでそれまでまちをブラブラすることにしました。
と、あの前回苦しめられたラウンドアバウトの標識を見つけました。
車で、このラウンドアバウトをぐるっと回ると、どっちの斜めだったか、わかんなくなっちゃうんですよねえ。
Anneにその話しをすると、Anneも同感だって言ってました。(だよねえ~)
ブラックの、ブラック・キャブを運転手さんが道端でピカピカに磨いていました。
以前交番だった建物をそのまま、利用して、コーヒーやスナックを売っています。
サンドイッチとスコーンとケーキとかなり量があるので、お腹を空かせていかないと食べきれません。
(去年、シンガポールで行ったアフタヌーン・ティーは半分くらい残してしまいました。)
わたしはベリー系の紅茶と一緒にいただきました。外にはエジンバラ城も見えます。
家の方に戻って、近くを散歩することにしました。近くの教会の入口にこんなのがありました。
「これは何?」って聞いたら、それは”boots scraper”(ブーツ・スクレイパー)っていって、教会に入る前に、靴の泥を落とすのに使うんだって教えてくれました。
あ~あ、なるほど。
まずやって来たのは、エジンバラ大学です。
エジンバラ大学は、英国屈指の難関大学で、近現代史の多くの重要人物を輩出しています。
自然科学者チャールズ・ダーウィン、物理学者ジェームズ・クラーク・マクスウェル、哲学者デビッド・ヒューム、小説家アーサー・コナン・ドイル、小説家ウォルター・スコット、発明家アレクサンダー・グラハム・ベル・・・などなど。
昔、授業で覚えたことのある名前が、ぞくぞくと出て来ます。
ランチを片手に構内に入ってくる学生も、真剣な顔つきでした。..
教授の車は構内にとめてあります。
大学の横にあるこの素晴らしい建物は、Mcewen Hall(マキューワン・ホール)です。
マキューワン・ビールのオーナーたちがお金を出しているんだって、Anneが言っていました。
エジンバラ大学の卒業式はここで行われるそうです。
少し歩いていくと、学生たちの集まるパブ、”Doctors”(ドクターズ)があります。
職員の自転車が構内にとめてあります。多くは自転車で通勤してるのだそうです。
エジンバラは、ドイツのミュンヘンと姉妹都市で、このベンチはミュンヘンから贈られたものだそうです。
このCity Chambersの構内にロスアンゼルスのチャイニーズ・シアターにあるような、手形がありました。
数人のものですが、その中に、あのハリー・ポッターのJ. K..ローリングのものもありました。
そして、J.K.ローリングと言えば、よく通っていたというカフェも観光客の間で人気になっています。
The Elephant House(エレファント・ハウス)です。
(ただ、Anneが、彼女が本当によく通っていたのは別のお店で今は人手に渡ってしまったのだと、教えてくれました。)
エジンバラで忘れてはいけないお話の1つが、”Greyfriars Bobby”(グレイフライヤーズ・ボビー)という犬のお話です。
犬のお話は他でもいっぱい耳にしますが、、ボビーも飼い主が亡くなってからずっと、主人のお墓から離れようとしなくて、エジンバラではとても有名なお話です。
ボビーの銅像もボビー名前のパブもあります。
近くに、歴史上有名な人が多く眠っている墓地があるんですが、そこにボビーのお墓もあって今でも多くの人が訪れ、お供えもされています。
さて、お昼はやっぱり一度は食べておきたい”Fish & Chips”のお店に向かいます。
Anneがエジンバラで一番っていうお勧めのレストランです。
新市街にある”Fishers in the city”(フィッシャーズ・イン・ザ・シティ)です。
本店は、あのLeithにあります。
やはり、店内は満席でした。
これでも少ない方の量のを注文したんですが、最初に出て来たスパイシーな、モロッカン・レンティルスープの時点で、かなりお腹がいっぱいになっていました。
(フィッシュは1個で十分だった・・・)
St. Andrew Sq.(セイント・アンドリュー・スクエアー)です。
お天気がよくてたくさんの人がのんびり過ごしていました。
公園の真ん中にドンと立っているのは、Melville Monument(メルビル・モニュメント)です。
英国では珍しい真っ青な青空を背景に気持ちよさそうに天に向かって伸びています。
Anneがあの人は大学の教授よ、って言っていました。
(キルトの柄等でわかるみたいです。)
ここで見ると、男の人のこういう姿も全く違和感がないんですよね。
Anneはまだまだわたしを連れて行きたい場所があったようです。
今回ご紹介できなかった場所や写真も他にもたくさんあります。
電車で、グラスゴーまで1時間だから最後に行こうかっていう案もありましたが、お別れの前日は、家でDVDでも見ながら、のんびり過ごすことにしました。
山と積まれたDVDの中から、Anneが何枚か選び、その中から、私が選んだのは、ジャック・ニコルソンとダイアン・キートンとキアヌ—・リーブスの”Something’s Gotta Give”です。
ショートブレッドやクッキーやチョコを食べながら紅茶を飲みながら二人で一緒に見ました。
おもしろくて、人間味があって、ハッピーエンドなこの映画は、二人で最後に見るのにふさわしい映画でした。いい思い出が1つ増えました。
お別れ日の午前中は、朝食をいつものようにゆっくり済ませてから、タクシーが来るまでの間、「日曜日の朝の9時から10時はみんながこの番組を見てるの」というお勧めの1週間の、政治や経済や、社会の問題を取り上げた番組を一緒に見ました。
昔、「うるるん滞在記」という、タレントや俳優が海外を訪れ、ホームステイしていろんな体験をするという番組があって、好きでよく見ていました。
そして、1週間の滞在が終わって帰るときに、必ず涙のお別れになっていたのですが、ほんとに1週間一緒にいただけであんなに泣けるの?って、かなり疑問に思っていました。
わたしも泣けるのかな?と思いつつ、でも、朝食を取っているときも、テレビを見ている時も全然こみ上げてくるものがなく、やっぱりあれは演出かあ、なんて思っていたのですがタクシーが来て、Anneがハグをしてくれた瞬間にグッと来てしまったんですねえ。
(あれは、ウソではなかったんですよ。)
エジンバラからは、非常に多くの天才が出ています。エジンバラで生まれ育った人たちには、「エジンバラ・ブルジョワジー」と言って、ちょっと鼻の高いところがあるのよ、とAnneが言っていました。
地元の人なら、誇りに思うのも当然ですよね。
でも、その一方で、Anneの話によると、アルコール中毒、ドラッグ中毒になっている人の割合も10%以上いるのだそうです。
(実際に、エジンバラ城近くの横道で、アルコール中毒で大声を上げている若い女の人を見ました。)
机の上では学べないたくさんのことをAnneから学びました。
「日本は、わたしが行くのには遠すぎるわ。」と言っていたAnneの言葉が耳に残っています。
気がついて、ふっと目を上げると、いつも微笑んでわたしを見てくれていました。
「わたしは、host motherじゃなくて、host sisterね。」ってよく言っていました。
こんなに気持ちが近くなったのに、わたしの方から行かない限り、もう二度と会えないのかもしれません。
たくさんの愛をこめて。
“Thank you, Anne.”