ギリシャのあとは、スイスのインターラーケンに氷河を見に行きました。
登山列車に乗って行ったユングフラウヨッホは-2度でした。
*小さい方の写真はクリックすると拡大します。
ギリシャのあとは、スイスです。
チューリッヒから、目的地インターラーケンオストまでは列車です。
ドイツの時と同じように、使用開始印を駅で押してもらいます。
17:40分発の列車に乗り込みます。
(1等の車両は”1”って書いてある車両です。)
途中、首都のベルンで19:04分の列車に乗り換えです。
(1等の車両がどこか確認します。)
インターラーケンオストに着いたのは、午後8時頃でした。
ホテルは列車の駅から、歩いて5分ほどの便利なところにあって、淡いピンク色のかわいいホテルでした。
インターラーケンはトゥーン湖とブリエンツ湖に挟まれていて、琵琶湖畔にある大津市と姉妹提携を結んでいます。それで、このホテルには大津市から寄贈された日本庭園もあります。
実はあとから知ったのですが、かの有名な詩人バイロンも泊まったことがあるのだそうです。(何かスゴイかも。)
通りに面している割に静かで落ち着いていて、のんびりできます。
バルコニーからは教会がすぐそこに見えていて、日曜日には近所の人たちが次々と集まって来ていました。
このホワイトアスパラのスープは最高においしかったです。
中にホワイトアスパラがたくさん入っていて、日本では缶詰のホワイトアスパラしか食べたことがないので、全く別物って感じで、感激しました。(上に載っている花びらもオシャレですね。)
まあいつものことながら、先に出てきたパンを調子に乗って食べ過ぎて、おかげでメインの魚料理を残してしまいました。
きれいなエメラルドグリーンです。
(湖とつながっています。)
この日は、インターラーケンオストの駅から、登山列車に乗って、ヨーロッパで最も高いところにあるユングフラウヨッホ(標高3,454m)まで行って、ヨーロッパ最大のアレッチ氷河(全長22Km)を見ることにしました。
(登山列車のチケットは鉄道のスイスパスを持っていると、半額になります。)
インターラーケンオストの駅から、まず濃い青と黄色が鮮やかなベルナーオーバーラント鉄道に乗り込みます。
ラウターブルンネンで、次の黄色と緑のヴェンゲルンアルプ鉄道に乗り換えます。
レールはスリップするのを防ぐ、歯車状のラックレールです。
下は晴れていましたが、徐々に雪模様です。ハイカーの姿もチラホラ見えました。
晴れていれば、目の前にユングフラウ(4,158m)、メンヒ(4,099m)、アイガー(3,970m)が見えるはずなんですが、雪なんで・・・
最後にクライネ・シャイデックで乗り換えた列車は赤と黄色のユングフラウ鉄道です。
インターラーケンオストから、2時間20分で、ユングフラウヨッホの駅に到着です。
氷の宮殿を通り抜けて進んでいきます。
ギリシャの28℃の半袖から、-2℃のダウンです。
展望台に出てみると、晴れた日に撮影したDVDで見たユングフラウヨッホとは全く違って、あたり一面銀世界です。
もうまぶしくて目は開けていられないし、一面雪なので「一体氷河はどこ?」って感じでした。
DVDの記憶を頼りに、まあ~たぶんあのあたりかな、ということで、無理矢理納得しました。
でも、こんなところに駅と展望台まで作っちゃうなんて人間ってほんとにスゴイです。
下まで来ると、雨になっていました。
もともと強烈な「晴れ女」なので、旅行で雨に降られるなんて、ほんと珍しいことでした。
(サントリーニがステキ過ぎたから、あまり欲張るな、ってことかも・・・)
インターラーケンには3泊していたので、その間に首都のベルンに遊びに行きました。
(来るときに乗り換えた駅です。)
ベルンはまち全体が世界遺産に登録されていて、真ん中にアルプスの水を集めたアーレ川が流れている美しい落ち着いたまちです。
駅前にはバスとトラムの乗り場があります。
ベルン駅から出てしばらく歩くと、大きなデパート”ローブ”があり、そこでゆっくり買い物を楽しんでから、アーケード街に入ります。
ヨーロッパ最長のアーケードで、ブティックやレストランがずっと並んでいます。(旗がずらりと並んでいるところです。)
実はベルンは、かつて理論物理学者のアインシュタインが住んでいたところです。かの有名な相対性理論はここで考え、発表されたのだそうです。
この通りにある家で、時計塔を眺めながら考えたのだとか・・・
アーケードを抜けて、ベーレン広場のマーケットに来ると、野菜や果物、花や服までいろいろ売られていて、覘いてみると楽しいです。
マーケットを通り過ぎて、アーチをくぐると、アーレ川が目の下にあって、まちが見渡せます。
来る時に通って来た橋を列車が行きます。(なんか、おもちゃみたい・・・)
休憩に寄ったカフェでケーキを頼むと、オーストリアのカフェと同じように大きなトレイに20種類くらい(もっとあったかも)ケーキを載せて持ってきてくれて、そこから選びます。
ストリートパフォーマーも人を集めていました。
スイスの行政の中心です。
ベルンからインターラーケンオストに戻る列車からまた景色を楽しみます。
インターラーケンオストが近づいて来ると、トゥ―ン湖沿いに列車は走って、インターラーケンに戻ります。
ベルンから戻ってから、ブラブラ散歩しながら、隣のインターラーケンヴェストまで行きました。
(15分か20分くらいかな。)
インターラーケンオストよりホテルやショップが多くて、観光客もこっちの方がたくさんいます。
ちょこちょこギフトショップを覘いたりしながら、のんびりのんびり、また歩いてオストに戻ります。
途中で、カジノを見つけました。(カジノかあ。ルールもわかんないし・・・)
ここは素通りです。
そう言えば・・カジノで思い出したけど、「ラスベガスをぶっつぶせ」面白かったなあ・・・
スイスと言えば、チーズフォンデュなので、これは絶対はずせないと意気込んで、大きな看板の出ていたレストランに行きました。
(が・・・まあ期待外れのこともたまにはあります。)
ガイドブックでよく調べてから、行った方がいいです。
以前に、スイスでチーズフォンデュを食べたことのある友達が、すっごくおいしかったって言っていたので、なんか悔しい。
あまりお天気に恵まれなかったインターラーケンオストを後にして、とうとう最後の地、チューリッヒに向かいます。
朝11:29分の列車に乗り込みます。
来た時とは違う路線なので、また違った景色が楽しめます。
雲が切れると、アルプスの山々が姿を現します。
今度はブリエンツ湖沿いに列車が走っていきます。
列車の窓いっぱいに素晴らしい景色が広がります。
途中ルツェルンで13:10分の列車に乗り換えて、チューリッヒ空港の駅に着いたのは14:25分。
今回の旅行で1日めに滞在したホテルにまた泊まります。
(駅とホテルが近くて、ホテルのシャトルバスもあるのですっごく便利でした。)
チューリッヒの空港内には、大きなショッピングモールがあって、買い物も楽しめます。
(ホテルに荷物を置いて、シャトルバスでまた空港まで出かけます。)
空港内のスーパーも覘いてみました。
さすがスイスです。チョコの品揃えはバッチリです。
チューリッヒの駅はチューリッヒ空港駅とチューリッヒ中央駅と2つあります。
ここに2日間いる間にチューリッヒ中央駅の方にショッピングに出かけました。
(迷ったら、構内にあるinformationに行きましょう。)
チューリッヒ中央駅は、駅の前から通りの両側にずっとブティックやレストランが並んでいます。
ヨーロッパ最大の時計がある”聖ペーター教会”が向こうの方に見えます。
お昼はデパートの外でホットドッグを買って、すぐ前の公園のベンチで食べました。
ブラブラしながら買い物を楽しんで、もちろんスイスでチョコははずせないので、チョコレート専門店を見つけるとダッシュです。
あれもこれも買っていたら、帰りにチェックインする時にスーツケースが重量オーバーで、超過料金を約300スイスフラン払う羽目になってしまいました。
(スイスでチョコは絶対だから仕方ないです。)
最後の夕食はホテルのレストランにしました。
トマトジンジャースープだったか、ジンジャートマトスープだったか忘れたけど、これがおいしかったんです。
(トマトとしょうがは想像しにくいと思いますが・・・)
なぜかフライドポテトの山も来ました。
とうとう旅行も終わりに近づきました。
実は今回飛行機のチケットの予約を1か所間違えていました。
サントリーニからアテネに戻る日にちが11日でなくちゃいけないのに、13日で予約しちゃったんです。
その間違いに気づいたのが、出発の1週間前で、ほんとに焦りました。
結局はアテネのオリンピックエアーへのメールと電話で問題なくすみました。(ふぅ~。)
(くれぐれも予約の際は、慎重に確認してください。)
まあそんなこともありましたが、エーゲ海からアテネ、スイスのインターラーケンと長い距離を移動した割には1か所に3日間くらいずつはいたので、慌ただしさもなく、疲れもそれほどなく、のんびり楽しめました。
そして・・・
夢のようなサントリーニの余韻は、
帰って来てからも、何日も何日も続いていたのでした・・・